[東京 3日 ロイター] - 三菱ケミカルグループは3日、田辺三菱製薬(大阪市)の連結子会社でバイオ医薬品を手掛けるメディカゴ社(カナダ)の全事業から撤退すると発表した。新型コロナウイルスの予防に向けて開発してきたワクチンの商用化も現状の需要動向などを検討した結果、断念する。

今後、メディカゴ社の活動を大幅に縮小し、事業撤退に向けた手続きを進める。業績への影響は現在精査中で、今後、公表すべき事項が発生した場合は速やかに公表するとしている。