金融庁が地銀に賃上げ促す、人材投資の検討を働き掛け-関係者
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金融庁は地銀の生殺与奪の権限を持つ極めて強い規制官庁です。たとえ経営判断として難しい、あるいは事業としておかしいと思っても、お上の意向の威光に逆らえば、本業に関する監督権限でどんな仕打ちを受けるか分かりません。
監督当局が定められた責任権限の範囲で監督するのは当然ですが、自ら責任を取れないことに口を挟むのはご法度でしょう。株主等に対して責任を負う地銀が経営判断を誤るのは自らの責任ですが、金融庁が権限外のことに口を挟んで経営が歪んで問題が生じたら、誰が責任を取ってくれるのか。「報酬は経営戦略の問題であり、規制当局がそれに口出しすべきではない」というのが正論であると私は思います。
注目のコメント
人的資本バリューアップは、監督者としてガイドすべきでしょうが、賃上げはロジカルに要請しにくいのでは。金融検査については、従来の位置づけと大幅に変わっていますので、行政圧力は以前ほどではありませんが、無視はできないでしょうね。