化学メーカーに学べ。世界初の技術を生み出す組織の作り方
日本ゼオン株式会社 | NewsPicks Brand Design
498Picks
コメント
注目のコメント
昨年、化学メーカーの日本ゼオンの田中社長にインタビューさせていただいたのですが、その時にものすごく印象に残ったのが、「研究は報われないことも多い。それでも好奇心を起点に研究を重ねれば、大きな結果に結びつく」という趣旨の言葉でした。https://newspicks.com/news/7115442/
数十年単位で研究が続く素材開発の世界で、それでも食らいついて新しい素材や活用方法の発見に漕ぎ着ける。一体どんな組織だったら、そんな並々ならぬ熱意と意欲を保てるのだろうか?田中社長のインタビューから抱いたそんな疑問を起点に、今回は日本ゼオンの組織論を伺う取材をさせていただきました。
内容はぜひ記事を読んでいただければと思いますが、単純に「人を大切にします」というだけではなくて、「社員が意欲や才能を発揮できる場を用意する」という経営・人事の本気の姿勢が、組織の制度や組織文化に表れていると感じました。化学領域ではない人にも、メンバー育成や組織作りのヒントになるのではと思います。ぜひお読みいただけると嬉しいです。C4とC5誘導品に強みを置く化学メーカー。
以下二つの自社技術が有名。ナフサ分解下流でC4/C5を抽出する。
GPI(Geon Process of Isoprene):C5抽出プロセス
GPB(Geon Process of Butadiene): C4抽出プロセス
今はZeonだけど当時の商標はGeonだった。新卒として博士課程卒を受け入れているのは研究者志望の学生にとっては朗報。欲を言えばポスドクも受け入れてほしい。ポスドクは日本でも海外でも概ね数年契約なので、日本の企業での就職に興味を持っている人は多いと思います。