[東京 31日 ロイター] - HOYAは31日、23年3月期通期連結業績(国際会計基準)について、売上高見通しを従来の7300億円から7120億円(前年比7.6%増)に下方修正した。為替変動に加え、世界的な景気減速を背景としたハードディスクドライブ(HDD)、半導体関連市場の悪化、中国ゼロコロナ政策の影響などを織り込んだ。

前回非開示としていた純利益予想は0.9%減の1630億円とした。

4─12月期の純利益は 0.8%増の1260億円だった。メガネレンズやコンタクトレンズなどのライフケア事業が堅調だった一方、HDD向け製品の在庫調整を受け、比較的利益率の高いエレクトロニクス事業が減収となった。

同社は同時に360万株(発行済み株式の1.01%)・400億円を上限とする自社株買いを決議したと発表。取得期間は2月1日から4月20日。取得した自社株は消却する予定。