[26日 ロイター] - ロシア当局は26日、独立系メディアサイト「メドゥーザ」を「好ましくない組織」に指定し、ロシア国内での運営を事実上禁止した。また、ロシア国民がメドゥーザやそのジャーナリストに協力することも禁じた。ロシア政府によるメディア統制が一段と強まっている。

検察庁は声明で、メドゥーザの活動が「憲法秩序の基盤とロシア連邦の安全に脅威を与える」と述べた。

メドゥーザは2014年設立でラトビアを拠点に活動しており、ロシアで最も広く読まれているニュースサイトの一つ。

メドゥーザは、指定後も活動を継続すると表明。先に、この指定が意味しうることの詳細などを含むニュース記事をウェブサイトに掲載し

「好ましくない組織に指定された団体に参加または協力した者は、重罪に問われる可能性がある。ニュース報道のために情報源と話さなければならないジャーナリストにとっては、特に深刻な制限となる」と述べた。

好ましくない組織に協力したことで起訴されれば、重い罰金や数年の懲役刑に処せられる場合がある。