[台北 25日 ロイター] - 台湾総統府は25日、先週辞意を表明した蘇貞昌行政院長(首相)の後任に陳建仁・元副総統(71)が就くと発表した。昨年11月の統一地方選で与党、民主進歩党(民進党)が大敗したことに伴う行政院(内閣)改造の一環。

蔡英文総統が27日朝に記者会見を開き、改造人事を正式発表する見通し。

行政院は先週、蔡氏に総辞職を申し入れていた。

陳氏は敬虔(けいけん)なカトリック教徒で、2016年から20年にかけての蔡政権第1期に副総統を務めた。民進党に入ったのは昨年だが、統一地方選に向けた選挙運動で重要な役割を果たした。