[22日 ロイター] - ウクライナ侵攻に兵士を派遣しているロシアの民間軍事会社「ワグネル」創設者のプリゴジン氏は22日、帝政ロシア末期に皇帝ニコライ2世の妻に取り入って陰の実力者となった僧侶ラスプーチンと自らの類似性を指摘した英紙の記事に反応した。

英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)の記事について、ラスプーチンの歴史には詳しくないと前置きした上で「ラスプーチンの重要資質は若い王子の流血を呪文で止めたことだ」と指摘。「残念ながら、私は流血を止めることはしない。私は呪文ではなく、直接的な接触によって祖国の敵に血を流させる」と主張した。広報担当が発言内容を公表した。

ワグネルはこれまで、概して反政府勢力と戦うアフリカの国々に部隊を派遣してきた。ここ数カ月は、プリゴジン氏がロシアの刑務所の受刑者をウクライナで戦う兵士にスカウトしている動画がインターネット上で出回っている。