金融業界の熾烈な採用競争、大和証券「エキスパート・コース」新設の意気込み
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注目のコメント
この制度、2000年頃から住友銀行とのジョイントベンチャーだった大和証券SBCMで導入していたんですよね。率直に言って当時はまったく機能していませんでした。そのときの反省を生かして、良い仕組みをつくってほしいと期待しています。
この仕組み、新卒採用を別にすれば多くの金融機関等で存在している制度だと思いますが、なかなかバランスが難しいように聞きます。
仕事の専門性の市場価値に応じて給与水準を決めようとすると総合コースの人より給与が高くなりがちな一方で、日本企業は事実上解雇リスクが小さく、成績が悪いからと言って引き下げ可能な給与の幅も限定的(賞与は別)。さらに、いつでも総合コースに変更可能だとするとなおさら。
その結果、「専門コースと言っても総合コースと雇用に関するリスクは変わらないじゃないか(なのに給与高いの?)」という総合コースからのやっかみが。。。
一気にジョブ型に移行するのは現実的ではないからということの過渡的な制度に留まるのか、それとも定着するのか、私は良く分かりません。