仕事中毒の企業幹部はフランス人に多い、米国や中国を上回る-調査
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フランス人は本当に働かない。という声がたまに聞かれますが、フランス社会の一面しかとらえていない見方だと思います。
フランスは世界でも屈指の超コテコテのエリート社会。日本のズレたエリート層と違って、フランスのエリートは猛烈に働いています。
フランス人は夏休みは1ヶ月、クリスマスも2週間といった具合に日本では考えられないほどまとまった長い休暇を取るので、ちゃらんぽらんなイメージがあるかもしれません。
フランス人の友人と一緒に田舎で夏休みを過ごしたことがありますが、昼間はめいいっばい遊ぶ一方、車にたくさん書類を積んだりして(電子化したら?と思わないでもないけど、リープフロッグした国以外の先進国はどこも似たようなもんです)子供たちが寝静まってから仕事をしていたりします。
フランスのエリート層のほとんどは同国のエリート養成校であるグランゼコール出身。グランゼコールではないけどソルボンヌ出身の友人は進級するたび毎年友達がドロップアウトしていったそう。毎年抜けていくサバイバルゲームなので、猛烈に働くことがDNAに染み付いているのかもしれません。
そんなフランス人の人生をちょっとでも覗いてみたいと思っていることがフランスのトライアスロンチームに所属している理由です。現フランス勤務の者としてコメントします。
まさに組織Topになればなるほど、信じられない程コミットして働きます。直属上司はフランス人エリートの代名詞のような方でしたが、常々自分は1日16時間「しか」働けないと言っていました。無論土曜日は働くので休むのは日曜のみ。そしてその方の発言は彼が70歳の時点です。
その期待に付いていくには自分も同じだけ働く必要があるのでかなり大変でしたが、この国はごく限られた一部スーパーエリートが牽引していくモデルだと感じます。
よく比較の例えに出るのが、新幹線とTGVです。
日本の新幹線は各車両に動力がありますが、フランスのTGVは先頭車両がパワフルに牽引します。何か示唆があるような、、、バカンスとワインのフランス、実は幹部は仕事中毒。ぼくも30年前パリ駐在していたころ、フランスのトップ層の物凄い働きかたに舌を巻きました。日本やアメリカの比じゃないぞと。エリート層が四六時中働いて民を従える国。それが数字で表れたように映ります。