米高校教師が吐露 「ChatGPTの登場で『作文課題』の時代は終わる」
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作文課題どころじゃないです。「俺たちの存在意義の一部は失われる」というのが、私の学校の教員数名で話した結論です。
経済的事情で卒業式のドレスコードに合わせられないという生徒がいて、私たち教員は「卒業式にスーツ(定時制なので制服はない)で参列することは、伝統としても式典に求められる厳格さの点から鑑みても必要であるが、服装の形式を揃えなければならないという画一的な指導で本当に良いのか。本人の経済状況、思想信条からしても半強制的に着用を求めるのは違うのでは。」という結論になりました。
そこで、面白ろ半分にChatGPTに聞いてみると、教員の解を2段階ほど越えるまとまり具合で返ってきました。その間20秒。
「うわ、こいつ俺らより先生だわ(笑)」という状況でした。
実際の指導は上記の内容で進めています。
そこで考えたことは、ChatGPTと教員が同じことを言ったとしても、受け取り方で異なる点は必ずあると感じました。
確かにChatGPTは的確で便利ではあるが、対象との関係性は瞬間的な点でしかない。生徒と教員の関係性は連続的な線の性質を持っており、その延長線上だからこそ動かせる心があるのではないかと。
やはり、同じ言葉(ChatGPTの方がより要点をついている)が投げかけられたとしても、これまでに過ごしてきた時間や交わしてきた言葉などの互いに流れる文脈としての関係性は教員しか持ち得ないはずだ、というのが意地を張った上での個人的な見解です。
ですから、ChatGPTは使い倒しますが、生徒との物語を創造するという関係性の構築に邁進していこうと思っています。ChatGPTがなかった時代の思考から脱却。
従来の常識による教育にとどまらない。作文もその1つですよね。新しくできるようになったことを否定的にとらえないようにする。
たとえばChatGPTを活用して、稚拙なレベルから先を目指して思考する。AIを上手に使いこなし自分の可能性を広げましょう。これ、AI教材の競合になり得ますね。
ChatGPTに、生徒の学習データ全てアップして(セキュリティ的にやっていいかは置いておき)ChatGPTに生徒の学習状況をインプットさせちゃえば。
あとは「それぞれの生徒の間違えた問題から傾向を出して、各々の苦手な分野の問題を500問作って。」とか言えば作れちゃいそう。
今日試してみたのは以下の問い。
「中学校2年生までで習っているべき文法と単語を使って、英語の穴埋め問題を10問作って。動詞、時制に関する問題で、選択肢は4つ。」
この内容で概ねいい感じの作ってくれました。生まれてからまだ2ヶ月程度のチャットボットが。