(ブルームバーグ): 米消費財メーカー、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)の昨年10-12月(第2四半期)決算では、販売数量が市場予想を下回った。価格上昇を受けて、消費者が一段と慎重になったことが背景にある。
10-12月の販売数量は6%減少。アナリスト予想は2.6%減だった。アンドレ・シュルテン最高財務責任者(CFO)はインタビューで、消費者は製品を使い切ってから補充しているとし、ペーパータオルなどの品目の使用で慎重姿勢を強めていると説明した。ただし、値上げに対する消費者の反応は「当社が想定していたよりもかなり穏やか」だと話した。
19日の同社発表によると、販売数量は全ての分野で減少した。
新たな一連の値上げが奏功し、為替変動などの影響を除いた本業の売上高は5%増加。アナリスト予想を上回った。ただし、約1年ぶりの小幅な伸びにとどまった。
P&Gでは6月に終了する通期の本業ベースの売上高について、4-5%増を見込んでいる。昨年10月に示した従来予想の上限方向に狭めた形だ。全体の売上高見通しも引き上げた。
原題:P&G Relies on Price Hikes to Prop Up Sales as Volumes Shrink (1)(抜粋)
--取材協力:ドーソン・チェスター.
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