英億万長者、マンU買収に名乗り 英化学大手イネオスの創業者
コメント
注目のコメント
INEOSは英国に拠点を置くサイクルロードレースのチームをSKYから買収するなどプロスポーツ参入に積極的です。
買収直後にサイクルロードレースの最高峰ツールドフランスで地元英国出身のゲラント・トーマスが優勝し、翌年もトーマスは勝てなかったもののチームメイトのエガン・ベルナルが近代ツールでは最年少で優勝を果たすなど、INEOSは「持って」います。
マンU買収という報道を見ると、やっぱりかという印象。INEOSの名前は世界のスポーツを観戦していると、近年そこかしこに登場するようになりました。ファンは歓迎するのではないでしょうか。
ちょっと余談でスポーツからは離れますが・・・
世界でもっともサステナブルな企業の1社、デンマークの再エネ大手オーステッドがCO2をモクモク排出する炭素依存度の高い石油・ガス事業を売却した先もENEOSです。
INEOSトップのラトクリフさんはSirの称号も授けられたほどの方ですので、同事業のトランジッションについて良きに計らってくれるとは思います。
一方、グリーン事業以外を売り払ってしまえばいいという「ダイベストメント」は、自分の庭先を掃き掃除して集めたゴミを隣の家の庭にポイっと捨ててしまうだけ、町全体はちっともキレイになっていないという問題と紙一重。
ダイベストメント原理主義ともいえるベネルクス三国や北欧の専門家にこの疑問をぶつけると大概「ダイベストメントの先のことは知らない」という回答が返ってきます。
ダイベストメントを推進する資産運用会社が運用しているのは自国の年金基金の資産なんですが、その年金加入者がダイベストメントを願っているんですよね。要するに「顧客」のご要望に応えているという構図です。金額半端ない。
「マンチェスターUは昨年11月に成長戦略の一環として、クラブの売却を含め複数の選択肢を模索すると発表した。オーナーのグレーザー一族が求める売却額は50億ポンド(約7900億円)以上と見込まれる。」グレイザー一族が、2003年から2005年にかけて、マンUの支配権を取得した際の金額は約14億7000万ドルですので、50億ポンド(約7900億円)以上で売却できると大儲けですね。
プレミアリーグ的には、メガクラブの一角が、英国資本に買収されるのはウェルカムだと思います。
![アプリをダウンロード](/resources/images/banner-app-download.png)