イラク首相、米軍駐留に期限設けず
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イラクのスダニ首相が昨年10月就任以降米メディアとインタビューに初めて応じました。同首相は、シーア派の中でもイランと近い勢力に属しており、イラクの親イラン派の人たちは、イラクでの米軍駐留に反対しています。
そのスダニ首相が米軍駐留を擁護し、米政府への対立的な姿勢を弱める方針を示したように見えます。
イラク国内の親イラン派はこの発言に反発すると思いますが、首相としては、カタールやUAEのように、米国ともイランとも敵対せずに上手く付き合っていく道を模索しているのだと思います。サウジアラビアでさえそうした路線をとろうとしていますので、今後中東諸国は、<米・イラン>、<米中>、<米露>といった様々な対立軸がある中で、どちらか一方に組せず、バランスをとる道を進もうとするのだと思います。