米下院議長選、15回目で決着 歴史的混迷、マッカーシー氏選出
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注目のコメント
一連の騒ぎが終わった今、最右派強硬派におもねった変な譲歩ばかり目立っています。変な譲歩で、より分極化と膠着状態が進むとすると本当に悲劇でしかないと思います。
"Matt, you are finished"というロジャーズの言葉であれだけ勇ましかったゲーツが翻意。やくざ映画そのもの。
新議長となったマッカーシーの最初の記者とのやり取りでは「ありがとうトランプ大統領」など、複数回トランプに好意的な言及。ゲイツら反対派とマッカーシーを結ぶのはトランプ。その意味でこの一連の騒ぎで「トランプ失速」とみるにはかなり拙速。むしろ、「共和党はトランプ党」であることを再認識。
実際の予備選に入ったら投票率が低い分、熱狂を生み出せるトランプはまだ優勢。今回の議長選でもその場にいないのに「健在」。「トランプはオワコン」という見方は現段階ではまだ拙速かと思います。共和党エスタブリッシュメントにとっては「オワコン」の方がやりやすいはずですが。目を疑うような私利私欲の絡んだグダグダでしたが、まあそうなるよねという形で決着しました。
結局マッカーシーが大幅に妥協する形での決着となりましたが、議場では一時つかみ合いにもなりかねないようなシーンも見られました。今のアメリカを象徴しているのかも、と思いながら眺めていました。もしかしたらすごく単純に「週末まで引っ張るのもアレだしな」みたいな超・理念なき決着だったような気すらしてしまいます・・・。
この顛末を、専門家の解説も交えて下記の記事にまとめました。ぜひご覧頂きたいです。
【更新】ついに決着。アメリカ議会の「南北戦争以来」の混乱
https://newspicks.com/news/7975804この写真では喜んでいるマッカーシーだが、票を得るためにフリーダム・コーカスの連中に対して行った妥協は後々まで響くだろう。本当に議長としてリーダーシップを発揮することが出来るのか。ペローシの冷徹なまでの議長ぶりを真似できるか。