金正恩氏、核弾頭の大増産を表明 米本土到達の新型ICBM開発も
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北朝鮮の核弾頭の増産は、最小限の抑止能力の保持から、戦闘で使用する戦術核を重視する方針に導かれたものだ。ウクライナ戦争における核抑止の効果や、中国の戦略核の増強方針がさらに勢いをつけたということだろう。問題はどの程度の増強が可能か、という技術的な視点だ。使用済み燃料の再処理能力は限定されていることから、濃縮ウランの増産ペースで推定するしかない(もっともどの程度かはわからない)。
これまで核兵器数の増大を最も高く見積もっているのは、RAND-ASANの共同研究で、2027年までに242発の核弾頭を保有するというものだ。さまざまな想定を心したい。
https://www.rand.org/pubs/perspectives/PEA1015-1.html