SFが現実に。なぜ“宇宙視点”が地球課題を解決するのか
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メディア事業のイメージが強いスカパーですが、実は長い歴史を持つ宇宙事業者の顔も持つユニークな企業。そんなスカパーJSATが掲げるビジョンとして掲げる「宇宙統合コンピューティング・ネットワーク」について伺ってきました。
通信における課題解決のために、さまざまな衛星を組み合わせるという工夫が面白い。さらにその先では、宇宙空間でデータ処理までやってしまう計画とのこと。最初に聞いた時は、「なんで宇宙にデータセンター?」と驚いてしまったのですが、来たるSociety5.0時代の通信量を考えたら、すごく理にかなっていますよね...。
しかもこれらのお話、遠い未来の夢物語ではなく、数年後に実現するマイルストーンが引かれているんです。長年の宇宙ビジネスで培った知見が総動員されているこの構想、実現することを考えるとすごくワクワクしました...。ぜひ読んでみてください!広域を飛行するドローンやHAPSが増えたら通信ネットワークにも高さが必要になります。静止軌道衛星を頂点として、ネットワーク、センシング、データ処理を上空に持ち上げるという構想を聞いた時には、まるで地球のウェアラブルコンピュータみたいだと思いました。
多端末分散処理のSociety5.0やブロックチェーンなどの計算処理増大にともなうエネルギーや排熱問題、地政学的なインフラやセキュリティの問題などを考えると、何世代もあとには宇宙統合コンピューティングの時代が来るんじゃないかと思ってましたが、すでに2000基の人工衛星が飛んでいる。真空の宇宙空間での光通信なども実証が進んでいるとなると、いまから加速度的に構築されていくのかなぁとわくわくします。スカパーがいわゆる「スカパー!」だけの会社ではないというのは去年くらいにどこかで聞いて知りましたが、こんな壮大なことを手がける会社だったのですね…スケールの大きさについていけません笑
また、個人のキャリアとしてPCやスマホのみをハードとして考えるソフトウェアを扱ってきたのもあり、衛星アセットも含むさまざまなハードも駆使したテクノロジーでのイノベーションの話を聞くとわくわく、少し羨ましい気持ちになります。