[東京 21日 ロイター] - 日本政府観光局(JNTO)が21日発表した11月の訪日外国人旅行者数は93万4500人(推計)だった。10月に新型コロナウイルスの水際対策を大幅に緩和したことを受けて増加傾向が続き、前月(49万8600人)から倍増に近い伸びとなった。

コロナ感染拡大前の2019年の同月と比べると61.7%減の水準で、回復傾向が続いている。

国・地域別では韓国が31万5400人で全体の3分の1を占め、19年比では53.8%増加。19年7月以降、当時の日韓情勢の影響から訪日を控える動きがあったことが影響しているものの、10月も国別では最多(12万2900人)だった。2番目は台湾で9万9500人、3番目は米国で8万4300人、4番目は香港の8万3000人。

新型コロナの影響で海外旅行の自粛などを呼びかけている中国は2万1000人にとどまった。19年比では97.2%減と大幅マイナスが続いている。