米、中国抑止へ過去最大 １１８兆円、国防権限法が通過

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• 前嶋 和弘

  上智大学 総合グローバル学部教授（現代アメリカ政治外交）

  ・2022年12月17日

  23年度の国防予算の大枠を決める「国防権限（国防授権）法（NDAA）」の法案が下院に続き、上院でも可決。そのまま大統領が署名するとみられます。
  
  記事にある「台湾の防衛能力向上のため今後５年間で最大100億ドルの支援」というのは元々は台湾政策法として提出されていたものの一部。
  
  記事にない部分ですが、台湾支援のために武器や資金援助のほか、訓練と協力の強化、最大20億ドルの融資、大統領に台湾に最高10億ドルの武器と弾薬を提供する権限、中国との軍事衝突が起こった場合に備えて、国防総省が台湾に武器を置くことを可能にする有事備蓄を進めるなども含まれています。