データがヒトの「感性」を掘り下げる未来。その真価に迫る。
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「今あるデータから何ができるか」は本当によくある話です。ただ「まずは手元にあるところからやっていこう」という発想から始めることはごく自然なことで、それが誤っているということではなく、「目指す目的に対してどのようなデータが必要か」になるための過程なんだと考えることが大切なのだと思います。
矢野さんが取り組まれている、ウェアラブルデバイスを使って人の感性を定量化していくというテーマは、まさにそのゴールにあるような領域で、これまで暗黙知とされていた知見を“見える化”するものだと感じます。
ここでは「サービス業の見える化」としてサラッと例に挙げられていますが、例えばリアル環境でのマーケティング領域において、現在のAI技術活用は、例えば店内の顧客動線の把握、目線の把握、来店者の性年代の識別など、目に見てわかる状態や行動などを計測することに終始しているのが実情で、現状の技術で人の心理を知ろうと思うと、定性的なアンケート調査か、大掛かりな機会が必要なアイカメラやfMRIなどの脳科学技術で生体反応を図るなどをしなければならず、簡易な方法で人の心理を測定するということは実現しているとは言えない状況です。
これが例えば、ウェアラブルデバイスで計測された心拍や脈拍、発汗の程度、体温などの生体反応の情報から人の心理状態(ex.目にした商品に対する興奮、恐怖、歓喜、緊張など)を予測できるようになると、製品開発やテストマーケティング、ショッパーマーケティングに新たな可能性が拓かれることになるはずです。
現時点では夢のような話にも思いますが、この記事にあるように、確かにそこに向けた技術開発と研究が進んでいることは事実で、まさにエフェクチュエーション的な発想に基づくビジネス推進が、この実現の鍵を握っているのではないかと思います。今まで取得が難しかった「人間」や「感性」「社会」を対象にしたデータが、AIによって収集、活用されようとしています。
人の幸福度や社会政策への応用が期待されていると聞き、手詰まりの社会問題に新たな解決策が出てくるのではと、期待に胸が膨らみました。
AIの分析対象が物や情報だけでなくなりつつある。
では、何を分析させるかという課題設定の部分は、人間の仕事です。
自分は大学で経済学を学んでいましたが、振り返ってみると使えるデータが少なかったように思います。
国際機関や政府が出すGDPや消費者物価指数といった広いデータが主で、リアルタイムデータや小集団のデータなどはありませんでした。
こうした学問においても、AIが取得した新たなデータや、新しい指標が登場することで、景色がガラッと変わるかもしれないと思うと、非常に楽しみです。
みなさんは、日常で数値化、可視化してほしいものはありますでしょうか。アメリカではスパイダーマンのスタントをAI搭載のロボットがこなし、日本ではクリエイティブディレクターAIがCMを企画する時代になっています。
身体性やクリエイティビティが人間の特権ではなくなりつつある時代にいかに生きるべきかは重要なテーマですね。
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