(ブルームバーグ): 米銀シティグループはトレーディング部門で52人をマネジングディレクター(MD)職に指名した。これは部門別で最多。金融市場のボラティリティーが高まった今年、同部門の収入は急増した。

13日の行員宛て文書によると、シティは全体では331人をマネジングディレクターに昇格させた。これまでで最もダイバーシティー(多様性)が進み、全体の3分の1を女性が占めた。米国では同職に昇格した人の37%が人種・民族的に多様性のある社員だった。

ブルームバーグが集計したアナリスト推計によると、トレーディング部門は今年このままいけば、189億ドル(約2兆5600億円)の収入を稼ぐ。ブルームバーグのデータでは、これは2009年以降で2番目の高水準。

今回マネジングディレクターに昇格した331人の半数余りは北米在勤者で、28%が欧州・中東・アフリカ在勤となった。

原題:Citi Traders Snag Biggest Share of MD Promotions in Banner Year(抜粋)

 

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