[シンガポール 13日 ロイター] - 野村ホールディングスは13日、富裕層顧客へのサービス拡充に向け、中東ドバイにインターナショナル・ウェルス・マネジメント事業の支店を開設すると発表した。

中国、東南アジア、インドからの居住者を対象としたウェルス・マネジメント事業を手掛けるノムラ・シンガポールの支店となる。

開設について、シンガポール金融管理局(MAS、中央銀行)とドバイ金融サービス機構(DFSA)から原則承認を受けているという。

野村は2020年に加わったシンガポールのベテランプライベートバンカー、ラビ・ラジュ氏主導で、ウェルスアドバイザーを増やし商品を拡充してきた。

ラジュ氏はロイターに対し、ドバイ支店は最初の12カ月に5─10人のリレーションシップマネジャーで事業展開することを目指していると語った。