小池都知事 少子化対策に“健康な女性の卵子凍結保存”を検討
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【融解卵子を利用した受精卵の妊娠率は高くない】という事実を知っておくべきです。妊娠率は、体外受精>凍結胚>融解卵子を利用した受精卵(※)となってしまいます。
私は卵子凍結自体を否定するわけではありません。実際に私も卵子凍結を目指していました。でもそれは私が早発閉経で、残り少ない卵子を早く凍結する必要があったからです。
医学的ではなく社会的理由で卵子凍結を選ぶ人がいても良いと思います。だけど、卵子凍結を政策として推進するかどうかというのは、分けて議論されるべきです。
都としてとるべき政策は、キャリアと妊娠・出産・育児を両立しやすい環境を整えることであるはず。社会環境構築は一筋縄ではいきませんが、そこから逃げてはダメだと思います。
※着床率が凍結胚>融解卵子を利用した受精卵であることは、私が卵子凍結を目指していた時もかかりつけ医から再三言われました。凍結卵子の着床率等については、さまざまなデータがありますが、たとえば→https://www.ivf-shinagawa.com/ivf/frozen.html#:~:text=%E2%91%A4%E5%8D%B5%E5%AD%90%E5%87%8D%E7%B5%90%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E6%88%90%E7%B8%BE%E3%81%A8%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%82%AF&text=%E5%87%8D%E7%B5%90%E8%9E%8D%E8%A7%A3%E5%BE%8C%E3%81%AE%E5%8D%B5%E5%AD%90,%EF%BD%9E12%EF%BC%85%E3%81%A7%E3%81%97%E3%81%9F%E3%80%82日本産婦人科学会、日本生殖医学界がガイドラインを発表しています。倫理面以外にも、設備、技術レベルや価格など、課題は少なくありません。
また、少子高齢化対策は「夫婦共に産み育てやすい環境づくり」が重要です。結婚嫌いが増えるなかで、卵子凍結保存に効果的な改善が出来るとは、思えません。