[ワシントン 7日 ロイター] - バイデン米大統領は、殺傷力の高い銃(アサルト・ウェポン)を禁止する規制を実現する決意を改めて示した。自身の民主党が来月に議会下院の多数派を失うのを前に、議員への働き掛けを強める構えだ。

米国では2004年に攻撃用銃器の禁止法が失効して以来、議会で再禁止への機運が高まることがほぼなかったが、バイデン氏は相次ぐ銃乱射事件への世論の怒りを味方にし、議員らに圧力を強めたい考え。

ワシントンの教会で行われた銃乱射事件の犠牲者のための追悼集会で銃禁止法について「過去に実施してどうなったかと言えば、うまくいった。われわれは再びできる」と訴えた。

議会は6月に危険とみなされる人物に銃が渡らないようにする超党派の銃規制強化法案を可決しており、バイデン氏は殺傷力の高い銃も禁止にするよう繰り返し訴えてきた。現議会が1月3日に閉会する前に法案可決が可能か判断するため「票を数え始める」と11月に述べていた。