米銀大手幹部、景気後退リスクを警告 インフレが消費者に打撃
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インフレ抑制のためFRBが急速な利上げをしているにも拘わらず、「1.5兆ドルの余剰貯蓄」があって「労働市場は『驚くほど引き締まった』状態」が続いて賃金も上がり、米国は消費も雇用も堅調です。とはいえFRBが需要の抑制策を採り続ける以上、タイムラグを伴うとされる引き締め効果が浸透するに連れ、景気に後退圧力が掛かるのは必定です。
6月をピークに米国のインフレは収まりつつありますがまだまだ高い水準で、足元の消費と雇用の強さ、そして70年代から80年代初めのインフレ局面で緩和のストップ・アンド・ゴーを繰り返して招いたインフレ心理定着の苦い経験を踏まえると、引き締めの手を迂闊に緩めるわけには行きません。FRBは非常に難しい舵取りを迫られていますから、リスクに敏感な投資家や金融機関が警戒的に見る心理は分かるような気がします。とはいえインフレ抑制策がオーバーキルを招くに至るかどうか、今の時点では神のみぞ知るじゃないのかな・・・ (・・;
注目のコメント
「インフレで消費が腰折れ」と言われ続けながら、そして「株安による逆資産効果で消費が腰折れ」懸念も加わったにもかかわらず、米国の消費は堅調を維持しています。雇用・所得環境が堅調なうえ、コロナ貯蓄の下支えも残っていることが原因だと思います。