2022/12/6

【圧倒的Z世代】世界の「生理」を変える、24歳がヤバすぎる

NewsPicks 編集部
アメリカでは、本当に取材が入らない。
どれだけメールしても無視されることばかりだし、ヨーロッパでは全然いけた英語だって、ネイティブのアメリカ英語の前では、常に圧倒されることばかりだ。そもそも、別に日本のメディアに載ることのうまみも特にないのだろう…。
マイノリティ」って、こういうことなのか──。
さすがに凹み、日本でもこんな思いをしている人いるんだろうな…と思いを馳せていると、深夜に一通のメールが返ってきた。
「いいよ!」
Nadya Okamoto(ナディア・オカモト)、24歳の起業家。
実は、今回のニューヨーク滞在で、一番会いたかった人物だ。
16歳でNPOを立ち上げ、ハーバード大学在学中に「August」を起業し、しかもTikTokerとしても400万人のフォロワーを抱えている。枠にとらわれず、あらゆることに取り組むZ世代起業家の象徴のような女性だ。
あのTEDトークのほか、ファッション、ビジネス誌にも登場しまくっている「超注目」な彼女だっただけに、快諾の返事があったときは思わず叫んでしまった。
「オカモト」という苗字だけに、日本人がルーツにあるみたい。本当に、今回はアジア系の起業家にたくさん救われてる…。
でも、ナディアは、これまでアジア人に着せられた「寡黙」「従順」みたいな固定観念をぶち壊すかのように、パワフルでエネルギッシュな女性だ。何が彼女を突き動かすのか…、それが聞きたくて、「すぐにでも会いたい」と即返信した。
INDEX
  • ①TikTok1日100投稿
  • ②「タンポン税」という不条理
  • ③「コンサル業」に苛立ち
  • ④「サステナブル」は刺さらない
  • ⑤フォロワー400万人の威力
  • ⑥睡眠2時間。「弱さ」も全部打ち明ける
  • ⑦二兎を本気で追いかける

①TikTok1日100投稿

その前に…。
初めてナディアを知ったのはTikTokで、とにかく衝撃だった。
トイレに座ってナプキンを付け変えたり、タンポンを振り回しながらノリノリで踊りまくっている…。
当然だけど、こんな女性日本では見たことがない。