[リヤド/香港 30日 ロイター] - サウジアラビアは中国の習近平国家主席の訪問に合わせ、同氏出席のもと12月9日に中国・アラブ首脳会議を開催する計画だ。アラブの外交筋が明らかにした。

関係筋によると、習氏の到着は12月7日。サウジと米国の関係は、エネルギー供給を巡る対立や、中東における中国の影響力拡大懸念で緊張しており、習氏の訪問は微妙な時期に当たる。

開催される首脳会議については、中東とアフリカの指導者らに招待状が送付されたという。会議では、中国代表団がアラブ諸国との間で、エネルギーや安全保障、投資などに関する数十の合意や覚書に調印する見通し。

サウジ政府の広報当局は習氏の訪問や会議の時期に関するコメント要請に応じていない。中国外務省は習氏の訪問に関する問い合わせに応じていない。