[東京 1日 ロイター] - 投資ファンドのオアシス・マネジメントは1日、エレベーターなどの製造・販売を手掛けるフジテックに臨時株主総会の招集を請求したと発表した。できるだけ早期の開催を求めており、全社外取締役の解任と自社が推す取締役候補の選任を目指す。

オアシスは6月の定時株主総会前に当時の社長の取締役再任案への反対を呼び掛け、フジテックが直前に再任議案を取り下げていた。オアシスはフジテックの一連の行動が、議決権行使で取締役の責任を問う根本的な株主の権利を奪ったとしている。

オアシスが、フジテック株式の保有比率を引き上げたことも関東財務局への11月30日の届け出で判明している。保有比率は従来の9.73%から16.52%に上昇した。