世界半導体市場、4年ぶり縮小 23年4.1%減に下方修正
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半導体の需給が少し前に一気に改善したのは肌感覚としても感じるところ。まだ不足している領域はあれど、全体としては需要が縮小に向かうという予測は、ある程度妥当な気もする。
半導体メーカーからの出荷・販売額が4%減とあるが、枯渇していた流通在庫が正常化する分なども含めて考えれば、調整局面の実需としてはもっと減ってもおかしくない。それでも10年前の倍近くなっているし、長期的に減る要素は無いので、また成長軌道に戻ってくるとは思うが。▶︎ コンシューマー向け市場の低迷が影響
現在、半導体市場は
「コンシュマー向け市場」と「エンタープライズ向け市場」の二極化が進んでいる。
Gartnerによると、
▶︎「コンシューマー向け市場」
世界的なインフレや金利上昇による可処分所得の減少に加え、「個人消費」が"旅行"や'娯楽"など「他の分野」にシフトしていることが大きな要因となり、市場が低迷しているという。
▶︎ 「企業向けネットワーキング、企業向けコンピューティング、産業、医療、商業輸送などのエンタープライズ向け市場」
マクロ経済の減速や地政学的な懸念の高まりにもかかわらず、現状は比較的堅調に推移。
「エンタープライズ向け市場は、在宅勤務や事業拡大、デジタル化戦略推進に向けた企業のインフラ強化への戦略的投資により、比較的堅調に推移している」ということ。
▶︎ Gartnerは、2022年のメモリ市場は横ばいで推移し、2023年には前年比16.2%減と大幅なマイナス成長になると予測。
【下記の記事に詳細載ってます】
https://eetimes.itmedia.co.jp/ee/articles/2211/29/news061.html
【Gartnerとは?】
https://www.isssc.com/corp/gartner/