【深井×鈴木絵里子】お金持ちは気づいている。資本主義の限界
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ESGに限った話じゃないですけど、日本の場合、特にグローバルビジネスをしていない企業群に関しては世界との接点がなさ過ぎるんですよね。そこが世界の潮流から取り残される最大の1つの要因であるし、当事者意識の欠落した島国の島民に収まってしまう理由だと感じます。環境1つとっても、世界の環境が変わり需要に影響することがあれば、グローバル企業は大きなダメージを受ける。環境配慮などの促進は事業継続と成長のためのリスクヘッジでもある。ただ、それは本人が直接的に世界とアクセスしているから気づき行動できる。
今本当にその意味では為替も円安だし、この先人口は減って内需は頭打ちだし、良い時期に差しかかり始めていると思います。既に遅いんですが、遅いなりに良いタイミングと言える。ビジネスを求めて世界に飛び出して、そのリサーチの中で肌で世界各地にある社会問題に触れて、自己のサービスが世界の課題解決にどう寄与できるかを考える。そのきっかけに結びつけられるならば、企業としての一段階上の成長も期待できるんじゃないですかね。やらなきゃいけないという視点ではなく、ポジティブに受け止めたいテーマです。個人的には。
注目のコメント
今回は、「投資家」として資本主義経済ど真ん中にありながら、ESG投資やインパクト投資を通して世界の課題を解決しようとする鈴木さんをゲストにお迎えしました。
私自身が、ESG投資もインパクト投資も「なんかいい投資」という感覚だったので、非常に良い勉強になった回でもあります。
いつも以上に深井さんが熱く語っていたので、ぜひPodcastもお聞きください。
印象的だったのは、「お金持ちがこれ以上お金を増やしても幸せにはなれない」という話です。
哲学を学び尽くした深井さんと、投資家である鈴木さんに言われると、非常に説得力があります。
記事後編は、そのあたりについてより詳しく議論を重ねていますので、来週もぜひお楽しみに!欧米の金融機関の中には、コミュニティを大切にし、Planetを大切にするという思想が広がっています。それでいて、きちんと利益を出している。
オランダのトリオドス銀行や、カナダのバンシティ信用組合など。銀行は資本を配分する裁量権を持っています。そこに意志があるかどうか、がポイントです。そもそもですが、社会はどんどん豊かになっており、今の格差も相対的な話であって、過去の人類の苦難に比べたら絶対値では間違いなく良くなっている。
そして、社会が豊かになると、起業なんていうあるすごく大変な事を、「儲けるだけ」のためにやるインセンティブが下がってくる。そうなると、結果として社会的インパクトのための起業が増える。
日本、中国、アメリカのそれぞれの起業シーンや日本の20年前の起業家と今の起業家を比べると、すごくそう思えます。
一方で結果を残すための「馬力」みたいなものは間違いなくハングリーさの影響を受ける。
それを両立できる人が今後の新しい産業を引っ張って行くのだと思います。