2022/11/20

【日本代表】戸田和幸が考える「グループE」突破プラン

土壇場での失点で、涙をのんだベルギー戦から早4年。
サッカー日本代表7度目のワールドカップが、いよいよ中東カタールの地で始まる。
今までの過去最高戦績は、ベスト16。
高い壁となっているベスト8の壁を超えることはできるのか、日本のサッカーファンの全視線が注がれている。
全32チームが出場する今回のW杯では、決勝トーナメント進出に向け、まずは4チーム総当たり戦のグループリーグ突破が必要だ。
日本代表は、W杯の優勝経験もあるドイツスペインに加え熾烈な北中米予選を勝ち上がったコスタリカと同じ「グループE」に属する。
これまで以上に突破は困難と予想される中、日本代表にはどのような戦い方が必要になってくるのか。
2002年の日韓W杯に出場した元・日本代表選手で、現在は解説者として人気の戸田和幸氏に、日本代表のグループリーグ突破に向けた見どころを聞く
INDEX
  • 選手の状態、調子次第で波乱も
  • 日本は前線からの守備が生命線
  • ドイツの数少ない穴は右の守備
  • 対コスタリカは攻撃の抑揚が重要
  • スペイン戦は中盤の争いで勝機を
  • W杯は戦術より大切なものがある

選手の状態、調子次第で波乱も

── 今大会の新しさ、注目すべき点はどこにありますか?
W杯は通常なら6〜7月に開催しますが、今大会は11月開催ということで欧州の主要な国内リーグのシーズン途中に行われます。
そのため残念ながら怪我明けの選手も多く、本番までのコンディション調整が難しくなっている印象です。