北海道沖に北朝鮮ICBMが着弾 日本海EEZ内、米本土が射程に

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• 稲葉 道明

  株式会社モチベンチュア 代表取締役兼シニアコンサルタント

  ・2022年11月18日

  最近の北朝鮮の度重なるミサイル発射にマスコミは「被害は？」「EEZ内？」という評価軸を作り、「これは米韓演習に対する警告だ」などと政治的・表面的な目で一連のミサイル発射を分析して報じている。
  
  しかしそういうことは本筋ではなく、北朝鮮が撃つたびに実験データが蓄積していき、改良によって着弾地点や爆発高度の精緻化などで高性能化が進むということこそが大きな問題とみるべきだ。加えて北が核実験の準備をしていることも報じられており、これつまりは弾道ミサイルに載せられるような核弾頭の小型化実験と思われるが、この2つが弾道ミサイル開発の両輪であり、完成すると北朝鮮は真の核保有国となってしまう。
  
  すでに北への国連決議・制裁は実質的な効力をなくしており、いまさら口先で非難したとて止められないのだから、国際社会はこれまで以上に実効的な手段に移らなければならない。そうしないとこれまでの国連含めた努力は水泡に帰すことになる。