ペロシ下院議長、民主党下院トップ退任へ 議員は継続

コメント

注目のコメント

• 前嶋 和弘

  上智大学 総合グローバル学部教授（現代アメリカ政治外交）

  ・2022年11月18日

  ペロシ、ホイヤー、クライバーンの民主党指導部は多くの人が考えていたように、いずれも退任。約20年間の長期にわたる3人の強力なリーダーシップでした。ちょうど1世代ほど下のジェフリーズ、クラーク、アギュラが選ばれるのが既定路線。
  
  ペロシが民主党下院のトップに立ったのが2003年。共和党側のトップはハスタート、ベイナー、ライアン、マッカーシーと変わってきました。ハスタートは退任後、ひどい悪行が暴露され、忌み嫌われる存在に。そんなハスタートがまだいた時代と考えると実に長い期間。
  
  新指導部に挑む可能性がある中で、シフはおそらく上院への転出狙い、ジャヤパールは例の「武器支援中心のウクライナ支援は外交に力を入れて停戦へ」の唐突な書簡送付と撤回で指導力に疑問も出ていました。