[15日 ロイター] - 米住宅用品販売のホーム・デポが15日発表した第3・四半期(8─10月)決算は、売上高、利益ともに市場予想を上回った。通期予想は据え置いたものの、クリスマス商戦がある第4・四半期はさえない見通しを示した。

住宅市場に不透明感が漂う中、第4・四半期の既存店売上高は今年度最も弱くなると予想。「複数のシグナルが混在していることが、慎重姿勢を取る理由だ」とテッド・デッカー最高経営責任者(CEO)は述べた。

アナリストは、予想が据え置かれた通期の1株利益は16.15─16.46ドルになり市場のコンセンサスを下回るが、「過度な心配」は無用と指摘する。

テルジー・アドバイザリー・グループのアナリストは「今の不透明な環境で慎重なアプローチを取るのは妥当だ。後で保守的だったと分かるかもしれない」と述べた。

第3・四半期の既存店売上高は4.3%増加。リフィニティブがまとめた予想の3.1%増加を上回った。

純利益は43億4000万ドル、1株4.24ドルに増加。アナリストの予想平均は4.12ドルだった。

売上高は5.6%増の388億7000万ドル。アナリストの予想は379億6000万ドルだった。