[14日 ロイター] - ニューヨーク連銀が14日発表した10月の消費者期待調査によると、向こう数年間のインフレ期待が上昇した。ガソリン価格の伸び見通しが大幅に上昇したことを受けた。

インフレ期待は1年先が5.9%、3年先が3.1%、5年先が2.4%と、それぞれ9月調査の5.4%、2.9%、2.2%から上昇した。

1年先のガソリン価格の伸び見通しが4.8%と前月から4.3%ポイント上昇。上昇幅は過去最高という。

1年先の住宅価格の伸び見通しは2%で横ばい。1年先の食費と家賃の伸び見通しは上昇した。

雇用に対する期待は悪化。失業に関する予想が2020年4月以来の高水準になったという。

家計所得の伸び見通しは4.3%と過去最高を記録した一方、1年先の家計支出の伸び見通しは6%から7%に上昇した。