[東京 14日 ロイター] - 経営再建中のジェネリック大手、日医工は14日、第三者割当増資で約197億円を調達すると発表した。払い込み金額は200億円で、新株発行は2023年3月ごろを予定している。調達資金は運転資金と設備投資資金に充当する。

割当先は合同会社ジェイ・エス・ディーで議決権比率で90%を保有する見込み。ジェイ・エス・ディーは投資ファンド、JWP(ジェイ・ウィル・パートナーズ)が管理運営しており、増資前にメディパルホールディングスが匿名組合出資を予定している。メディパルHDは日医工と提携関係にあり、9月末現在で9.89%を保有する筆頭株主。増資後の株式併合などを経て日医工は上場廃止となる見込み。

日医工の田村友一社長は増資の払い込み完了日に退任予定。