[シャルムエルシェイク(エジプト) 12日 ロイター] - サウジアラビアのアデル・ジュベイル国務相(外務担当)は12日、中国の習近平国家主席が12月に予定するサウジ訪問について、両国の貿易関係強化と地域の安全保障が優先議題になると述べた。エジプトで開催されている国連気候変動枠組条約第27回締約国会議(COP27)の場でロイターに語った。

消息筋2人によると、習氏は12月後半にサウジを訪れ、中国と湾岸協力会議(GCC)諸国との首脳会議および、中国と他のアラブ諸国との首脳会議に出席する見通し。石油供給を巡って米国とサウジの関係が緊迫化するとともに、アラブ諸国と中国との関係強化について米国が懸念を強める中での訪問となる。

ジュベイル氏は「中国はサウジにとって最大の貿易相手国であり、わが国は中国に多額の投資を、中国はサウジに多額の投資を行っている」とし、習氏の訪問は自然なことだと強調した。

サウジの気候変動特使でもあるジュベイル氏は、習氏訪問時には気候変動も優先議題に上ると説明した。

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