[シンガポール 14日 ロイター] - アジア時間の原油先物は約1%上昇。中国が新型コロナウイルス感染対策を一部緩和したことを受け、世界最大の原油輸入国である同国の経済活動や需要回復に期待が高まった。

0041GMT(日本時間午前9時41分)時点で、北海ブレント先物は0.87ドル(0.9%)高の1バレル=96.86ドル。米WTI先物は0.80ドル(0.9%)高の89.76ドル。

中国保健当局は11日、濃厚接触者と入国者の隔離期間を2日間短縮するほか、感染者を搭乗させた航空会社への罰則を廃止すると発表した。ただ、週末の国内感染者数は増加した。

SPIアセット・マネジメントのスティーブン・イネス氏は「この政策転換は国内活動に対する制限的なアプローチの長期化を巡る懸念抑制につながるが、足元のロックダウン(都市封鎖)による需要への打撃は解消されない」と述べた。