三井物産、暗号化したままデータ解析 AI活用
日本経済新聞
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秘密計算の技術自体は素晴らしいものなのですが、ビジネス的にはなかなか厳しいのが現状でしょう。
秘密計算の多くは個人情報が対象となります。なぜなら漏洩した際のダメージが桁違いに大きいからです。ただ、特定企業のデータ分析なら、その企業のセキュリティルームで分析した方が速いし安いです。
秘密計算が役立つのは複数機関のデータを集約して分析する場合です。その場合ID突合(名寄せ)しないと、有用な結果は得づらいです。暗号化データの結合が難しいのですが、いろいろ技術開発されています。
医療情報に関しては「認定匿名加工医療情報作成事業者」という制度ができて、数社認定されています。この辺りから秘密計算が広まるかもしれません。ただし、複数機関のデータを集約すれば、大きな成果が出ると分からないと、実際にはなかなかデータ提供に踏み出せないのではないでしょうか。