[8日 ロイター] - 事情に詳しい関係者によると、英金融大手バークレイズは、法人・投資銀行業務に携わる従業員の3%弱を削減した。合併・買収(M&A)や上場など株式資本関連のディールが減少する中、コスト抑制に努める。

投資銀行業界は昨年、多数のディールを扱って活況を呈したが、今年に入ると資本市場のボラティリティー拡大、米中関係の緊張やロシアのウクライナ侵攻などを背景に、企業がM&Aや上場を見送るようになった。

バークレイズは2週間前、第3・四半期のM&A関連の顧問料が前年同期比45%減少したと発表していた。