[フランクフルト 8日 ロイター] - 独ミュンヘン再保険が8日発表した第3・四半期決算は44%の増益だった。

米フロリダ州に9月下旬に上陸した大型ハリケーン「イアン」に関連して多額の保険金請求があったが、通期の利益予想は「堅く」据え置くと表明した。

純利益は5億2700万ユーロ。前年同期は3億6600万ユーロだった。

同社は先月、利益が5億ユーロ前後になるとの見通しを示していた。市場予想は1億6700万ユーロの赤字だった。

今年の利益予想については33億ユーロで据え置くと表明。イアンに関連する保険金請求額は推計16億ユーロとなる見通し。

損害保険部門の今年のコンバインド・レシオの予測は97%で、従来予測の94%から下方修正した。同レシオは100%未満であれば、収益が上がっていることを示す。