[アムステルダム 31日 ロイター] - サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会の主催者は31日、一部のサッカーファンの渡航費を負担し、見返りとして大会のPRをしてもらうと明らかにした。

オランダ放送協会(NOS)は30日、カタールがオランダのファン50人のカタールへの渡航費と宿泊費を負担すると報道。大会側は一部のサポーターをゲストとして招待する方針であることを認めた。

その見返りとしてサポーターは行動規範への署名、交流サイトでの大会に対する好意的なコメントの投稿、さらに大会に関する批判的なコメントを見つけて報告することが求められる。

NOSによると、オランダのファン2人が大会主催者から「ファン・リーダー」に選ばれ、忠誠心の強いサポーター50人を選出するよう頼まれたという。

W杯カタール大会はウェブサイト上で、ファン・リーダー・プログラムは60カ国の約400人ものファンとインフルエンサーによるネットワークと説明。彼らから大会に関するさまざまな意見を受けているという。

大会側は招待したファンの人数、費用の詳細は明かしていない。