2022/11/3
【休日に読む】この1本で「金融政策」がよくわかる
FRB、利上げ、為替介入…。金融政策に関連するニュースがメディアをにぎわせています。
11月2日(米国時間)には、FOMC(連邦公開市場委員会)が開催され、またもや大幅な利上げが発表されました。
連日のようにそうした情報に触れていると、否が応でも、世界経済が転換期を迎えていることを感じ取ることでしょう。
しかし、金融政策の根本を理解している人は、実はあまり多くはありません。それが世界経済に及ぼすリスクとなると、なおさらです。
そこで本日は、コロンビア大学の経済史学者のアダム・トゥーズ氏による解説をお届けします。
歴史的に見て、現在の経済環境はどれほど危険なのか(あるいは、そうではないのか)。世界経済はこれから、どこに向かうのでしょうか。
INDEX
- 世界が抱える「2つの金融リスク」
- 「ボルカー時代」よりも深刻?
- メディアは「間違っている」
- 「見捨てられる」低所得国たち
- それでも世界は「好転」している
- FRBの「道義的責任」とは
- もし「パウエルに助言する」としたら