2022/11/1

【必見】スポーツ観戦を１０倍面白くする「鷹の目」技術とは

畑仁 優鋭

NewsPicks編集部 ライター

サッカー、バスケットボール、ラグビー、駅伝、スケート──。

ようやく暑さも収まり、秋～冬のスポーツ観戦が楽しみな時期になってきた。

特に今年は、11月に開幕するサッカーW杯が待ち遠しい人も多いのではないだろうか。

かつてスポーツ観戦は、テレビカメラが設置された一部の角度から見るのが「普通」だった。

ところが近年、技術の進化で新たな視聴体験を実感できるものとなっている。

試合中の審判の正確な判定補助に始まり、選手の技術向上やスーパープレーが生まれるまでの過程を可視化するなど、現代スポーツ観戦に欠かせないシステムとなっている。

その代表的なツールが、ソニーグループ傘下の「ホークアイ・イノベーション」が提供する映像トラッキング（追跡）システムだ。

このホークアイが、実は今、未来のスポーツ観戦を変えるバーチャル空間での取り組みにも力を入れ始めていることは、あまり知られていない。

そんな技術の一端を、今回は紹介する。

INDEX

• テレビで流れるあのシーンも
• ファンもトップ選手に近づける
• 名場面をあっという間にCGで
• 家なのに、気分はスタジアム
• 「私だけ」の観戦体験を

コメント

注目のコメント

• 田中 慎一

  (株)インテグリティ 財務戦略アドバイザー/EFFAS公認ESGアナリスト/代表取締役

  ・2022年11月01日

  確かにスタジアムでカメラを釣って、真上からピッチを撮影した動画を見るだけでもラグビー、サッカーがかなりおもしろく感じられるようになりました。
  
  2019年のラグビーワールドカップ日本大会のときもピッチへ行ったとき、スタジアムの上の方にピッチを360度囲むようにキャノン製のカメラが大量に設置されているのに驚き、何事？？と思ったら、見たいところから3D映像を見られる自由視点映像生成システムでした。
  
  見ておもしろいだけでなく、いろんな分析ができるなあと進化を感じずにはいられませんでした。
• 畑仁 優鋭

  NewsPicks編集部 編集者/記者

  ・2022年11月01日

  プロ野球の日本シリーズは終わりましたが、W杯をはじめとして、これからサッカーやラグビー、そして各種ウインタースポーツの観戦が楽しみな時期になってきました。
  
  そんな現代のスポーツ観戦に欠かせない「ホークアイ」システム。少しでもスポーツ観戦に詳しい方なら「審判補助システムでしょ？」と思うかもしれませんが、今やファンの満足度を高める必須ツールと化しています。
  私自身、25年にも及ぶMLBの大ファンですが、昔なら考えられなかったような、追いきれないレベルのデータから選手の秘められた力を探すことが楽しみの一つになっていたりします。
  
  技術の進化はとどまるところを知らず、とうとうゴールシーンを試合中継中にCGでさまざまな角度から放送することができるようになり、バーチャル空間で世界中の人とリアル感を持って楽しめることも夢ではなくなってきました。
  
  そんな技術の凄さ、そしてワクワク感を少しでもお伝えできればと思います。
  
• 中村 豊

  NP アスリートの専門家

  ・2022年11月01日

  テニス界ではここ数年のコロナ環境下、全米オープンなど大きな大会はベースラインやサービスライン上の２００キロを超えるサーブのイン・アウトを判定する線審判の代わりにホークアイ導入しました。ファンから選手達から好評です。