米7~9月GDP2.6%増 3四半期ぶりプラスに 消費は減速
日本経済新聞
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経済成長率のヘッドラインから単純に景気が判断できない典型的なGDPといえるでしょう。
というのも、純輸出は国内需要減速に伴い、GDPの控除項目である輸入が相対的に伸び鈍化すればプラスになります。
また、これまでの2期連続マイナス成長は供給制約に伴う在庫の大幅下押しが主因でしたが、今回はその在庫のマイナス幅が縮小しています。
そして何といっても、利上げの影響を最も敏感に反映する住宅投資は大きく悪化しており、GDPの7割以上を占めることで米国の需要動向を最も反映する個人消費も明確に減速しています。
ということで、今回のGDPはこれまでの利上げの影響が明確に表れ始めた結果になったといえるでしょう。この発表を受けてなのか、中間選挙のアノマリーなのか、NYダウは400ドル近く上昇して始まり、米10年債利回りが急低下して、ドル円も下落しています。
短期的には良い数字が出てくるものの、中長期的にはまだまだ気が抜けない状況ですね。
米中間選挙と株式市場のアノマリーを確認
中間選挙後の株価は高い勝率で上昇見込み
https://www.smd-am.co.jp/market/daily/marketreport/2022/10/news221021us/GDP は2.6%増とプラスに転じましたが、個人消費は1.4%増と前期より増加率が減少傾向とのこと。
いつ頃から本格的に米国で景気減退が始まるのか、そしてFRBの強気の利上げはいつまで続くのか、動向に注意したいですね。