2022/10/28

【新潮流】グーグル元CEOが投資する「気候モデル」が熱い

NewsPicks編集部 記者
2050年までに、カーボン・ニュートラルを目指します──。
こうした目標を目にした時、ふと「なぜ2050年なんだろう?」と疑問に思ったことはないだろうか。
その根拠となっているのは、コンピューターによるシミュレーションだ。
このまま大気中の二酸化炭素が増えると、何が待っているのか。どういう対策が効果的か。専門家らは、そんなシミュレーションを毎日行っている。
フェイスブックやツイッターのエンジニアが、どんな順番で投稿を表示したらユーザーが釘付けになるかの「モデル」を研究するように、科学者たちは気候にかかわる「モデル」を研究しているわけだ。
NewsPicksは、グーグルの元CEOエリック・シュミットが立ち上げ、気候モデルに投資する「シュミット・フューチャーズ」を直撃。
コンピューターの力で気候変動との戦いを支援する、その最先端の取り組みを取材した。
INDEX
  • いろんなバージョンの「地球」を試す
  • 「機械学習」のインパクト
  • 選りすぐりの4プロジェクトはこれだ
  • 「気候予測」で得をする人