[25日 ロイター] - 英豪資源大手リオティントは25日、カナダの同業ターコイズ・ヒル・リソーシズを33億ドルで買収する提案を改めて示した。一方、米議決権行使助言会社インスティテューショナル・シェアホルダー・サービシーズ(ISS)は24日、ターコイズの株主に対し、この買収提案を投票で否決するよう勧告していた。

リオティントはターコイズの株主宛ての書簡で、ISSの最終結論は「欠陥がある論理」に基づくものと主張した。

リオティントは先月、「最善かつ最終」の提案を行い、未保有のターコイズ株49%を1株あたり43カナダ・ドルで購入することで合意。ターコイズは世界最大の銅・金埋蔵で知られるモンゴルのオユトルゴイ鉱山の権益66%を保有しており、リオティントは完全取得したい考えだ。

ISSは24日、ターコイズの株主に対し、この取引に「反対票」を投じるよう勧告。第2位の株主である米ペントウォーター・キャピタル・マネジメントとともに、「この提案は株主にとって適切な価値を示してはいない」と指摘した。