JETRO 輸出調査 品目ごとでは半数近くで数量に伸び 円安効果も
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注目のコメント
呆れてしまいます。
これだけ円安の状況で全体数量が伸びないのは本当に致命的というか、今の国内のモチベーションの低さを顕著に表してますよね。
昨日栃木県産イチゴの記事もありましたが、イチゴ王国を語る栃木産イチゴですら現在の総輸出額がたったの1000万。それも月間ではなく年間…ほぼやってないに等しいレベルです。
B2B食品素材エリアでは、国内農産加工の最大手と呼ばれる企業であっても輸出を一切やっておらず今後の予定も計画すらもないような状態です。
何故そこまで国内農産がやる気がないのか。理解が全く及びませんが、その根底にある障壁を取り除かない限り、国が声高に叫ぶ目標の達成も夢物語に終わると思います。
こういう調査結果も楽観的解釈ではなく、むしろ危機的だと憂うくらいの温度感でないといけない。「沈んでたまるか!」という熱意を持って行動しないと、始まりませんよ絶対に。メディアは短期的な円安の悪影響だけでワーワー騒いでますが、Jカーブ効果によってタイムラグを伴って輸出面でプラス効果が出てくるのは経済学の常識です。
たまたま今回は、部品不足とかで出にくかっただけです。「円安による海外での販売の促進効果は輸入コストの上昇より遅れて今後、出てくる部分もあると思う」 (@@。
為替市場で自国通貨が安くなると輸入品の値上がりで短期的には輸入額が増えて貿易収支が悪化しますが、中長期的には数量ベースの輸出が増えて貿易収支が改善する『Jカーブ効果』が知られています。日本での生産が増えて高い給料の仕事が日本に戻る前兆であれば好ましい動きですが、「4月から9月までの直近の半年間の貿易統計では、輸出数量の全体の指数が前の年の同じ時期より減少しています」ある通り、企業が国内で育ちやすいという意味でのビジネス環境の国際競争力が先進国最低レベルに劣化したと評される日本で、昨今の円安のデメリットを打ち消すほどにそれを望むのは難しそう。
経産省と近いJETROさんが円安メリットを何とか頑張って発掘して発信している構図であるような・・・ (^^;