[19日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)は19日、新型コロナウイルス感染症が依然として世界的な緊急事態であることに変わりはないとの見解を示した。

WHOの委員会は「世界の一部ではパンデミック(世界的大流行)が終息したと考えられているが、新型コロナは依然として、世界の人々の健康に対し引き続き強い悪影響を与える公衆衛生上の出来事だ」と指摘。週当たりの死者数はパンデミック開始以来最も少ないが、他のウイルスと比較すると依然として高い水準にあるとした。

テドロス事務局長は記者団に対し「このパンデミックは以前にもわれわれを驚かせたが、今回もそうなるかもしれない」と述べた。