[ワシントン 13日 ロイター] - タカ派で知られる欧州中央銀行(ECB)当局者2人は13日、ユーロ圏の物価高騰に対応するため、追加利上げを求めた。

ECB理事会メンバーのナーゲル独連銀総裁は高止まりするインフレと戦うために、ECBは来月「断固とした」利上げを実施し、2023年に保有債券の縮小に着手すべきと述べた。

金融政策の正常化完了には程遠く、10月27日のECB理事会でも継続すべきと指摘。「データは明らかに、断固とした利上げを示唆している」とした。

また、ドイツのインフレ率は来年も引き続き7%を超える可能性があるとした。

一方、ECB理事会メンバーのウンシュ・ベルギー中銀総裁はCNBCで、現時点で0.75%の中銀預金金利が年末までに2%を超え、「ある時点で3%を超えたとしても驚きはない」と語った。