空気を読んで笑うアンドロイドは、人間の友になり得るか
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最近は絵や小説を創れるAIがSNSでも話題になっていますが、何かあとちょっと人間らしさを掴めば本当に人間と見分けがつかないところまで近づいている気がしますね。本当にロボットが人間と全く見分けの付かなくなった時に、人間だと思ってた相手がロボットだと名乗ってきたらどんなふうに思うんだろう、などと思いをめぐらせています。
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会話の時、相手が相槌を打ちながら、タイミングよく微笑んだり笑ったりして共感を示してくれると楽しくなりますよね。アンドロイドのERICAにも、ついにその機能が搭載されました。いつでも笑えばいいわけではありません。特に相手が自虐的なことを言った時は要注意。ERICAはなんと、「今、笑っていいところかどうか」も判断できると言います。
取材には私もZoomで参加したのですが、説明を聞きながら頭に浮かんだのは「不気味の谷」という言葉です。アンドロイドの外見や動きだけではなく、ついに会話でも不気味の谷が出現したのだな、と…。不気味の谷を克服するのは、技術の進化なのか、それとも相対する人間の側の「慣れ」なのか。今後の行方が気になります。適度な笑いは会話をほっこりしたものに変えてくれます。たとえば、アイスブレークでジョークと笑いがあれば、親密になれます。「Siri」におもしろい話をしてというと、落語などを話してくれます。相手の表情にあわせ、会話に適度な笑いを入れてくれると、アンドロイドと親しくなれるでしょう。
話は変わりますが、タイトルのEricaを見て、Bank of Americaのバーチャル音声アシスタントEricaかと思いました。こちらのEricaも大活躍。2018年にスタートしたサービスですが、現在3,200万人の利用者がいる。これまでの会話回数は10億回を超えたとのことです。
音声アシスタントをはじめとするアンドロイドは、世界で成長しています。笑いの輪が世界に広まると平和になります。取材・執筆しました。音声認識のすごい研究成果です。が、取材中は生ERICAさんの存在感に圧倒されました。人間によく似たアンドロイドが人間によく似た声で応答している様子を見ていると、これまで感じたことのない、不安と期待の入り混じった不安定な気持ちになりました。
ガンダムのボール型ロボット「ハロ」や、攻殻機動隊の思考戦車「タチコマ」が好きなので、ロボットは人間に似せる必要はないのではない派でしたが、考えが変わりました。人型ロボットはそうでないロボットと明らかに異なる影響を与えるので、どちらも必要になっていきそうです。
限りなく人間そっくりのアンドロイドを目指していくと、この先何が起こるのか。怖いもの見たさで、見てみたいと感じました。